住民のいのちを守る自治体職員 ①保健師
自治体職員は、住民のいのちを守るエッセンシャルワーカーです。
自治体職員の仕事内容やコロナ禍対応、やりがいなどをお聞きしました。
第1回目は保健師さんです。
責任の重さを実感
保健師(大網白里市)
【仕事】
保健師として、保健センターで母子の健診やがん検診、マタニティ教室、お子さんの言葉の相談、赤ちゃん訪問などを担当。それに加えて現在は、ワクチン接種の準備もしています。
【コロナ禍で】
母子の健診は集団健診で行っていましたが、コロナ禍になってからは、時間ごとに受付人数を切ったり、部屋に入る人数を制限したりして、密にならないようにしています。
環境面でも、細かいところまで消毒したりと以前より手間は増えました。
面談が短時間となり、赤ちゃんにあまり接触させてもらえなかったりして、きちんとフォローできているのだろうかという不安が常にありました。
【やりがい】
さまざまな相談があり、保健師としての責任の大きさを実感しています。
特にコロナ禍になってからは、不安を訴える人が増えた気がします。病院に連れて行きたいけど、感染が怖いという方からの相談で、安心してもらえたときはうれしかったです。
また、病院でのマタニティ教室が中止になってしまい、特に初産婦さんが不安になっているということで、
市として、1対1の個別での「教室」を行いました。「安心して受けられた」という声をいただいたときは、やってよかったと思いました。